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ステーション日誌

2018年06月08日

家で出来るからだのチェック

こんにちは。訪問看護リハビリステーションクローバー高崎です。

関東も梅雨入りをして、いよいよ夏がそこまで来ていますね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので注意が必要です。

 

そこで今回のテーマは「家で出来るからだのチェック」です。

 

 

 

 

 

フィジカルアセスメントという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

意味としては、問診・視診・触診・聴診・打診などの身体的診査技術を通して、

実際に患者の身体に触れながら症状の把握や異常の早期発見を行うことです。​​​​

私たち訪問の現場ではフィジカルアセスメントを行うことで、

身体状態を把握して異常の際には速やかに対応が出来るようにつとめています。

 

私たちが訪問の際に行うことは・・・

①問診・・・「今日の体調はいかがですか?」

        「食事はどのくらい食べられましたか?」

        「痛いところはありませんか?」など具体的な質問をすることで状態を把握します。

②視診・・・顔色はどうか?

皮膚が赤くなっているところはないか?

むくみがあるか?

呼吸の仕方・回数はどうか?などを確認します。

③触診・・・体温はどうか?

       皮膚の状態は乾燥しているか?

       震えがあるのか?

       手や足が冷たくないか?など直接触って確認します。

④聴診・・・聴診器(これはご家庭にはなかなかないですね。)

       呼吸の音

       お腹の音(ぜんどう運動と呼ばれるお腹の音を聞きます。)など聴診器を使用して確認します。

⑤打診・・・指先を使ってお腹や肺などの状態を把握します。

このようにさまざまな方法で情報を収集して、状態を判断しています!

専門の人じゃなきゃできないよ。と思いましたか?

いえいえ。そんなことありません。

いつも一緒に過ごしているご家族だからこそわかることがたくさんあるのです。

「いつもと違う。」

「なにか変。」

「ぼーっとしている。」

「夜寝ていなかった。」など

私たちが訪問して重要としていることは、身近にいる方からの情報なのです。

“いつもと違う”はとても大事なからだのサインなのです。

 

毎日身近にいるからこそチェックできることがたくさんあります。

【家でできるからだのチェック】

・会話はしっかりできますか?

・睡眠はとれていますか?

・食事はとれていますか?

・からだのだるさはどうですか?

・水分はとれていますか?

・めまいや気持ち悪さはありませんか?

・呼吸が苦しくありませんか?

・脈拍はどうですか?

・顔色はどうですか?

・むくみはありますか?

・からだの動きはどうですか?

・痛いところはありますか?など

家に血圧計や体温計がある方は定期的な測定を行うのもおすすめです。

 

いつもと違うと感じ、不安なことがあるときには医師や専門職に相談をして下さい。

 

身体のサインを見逃すことなく安全・安心して生活が送れるよう、

訪問看護やリハビリスタッフも協力していきたいと思います!