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ステーション日誌

2019年06月13日

便利な自動販売機

訪問看護リハビリステーション クローバー高崎です。

梅雨入り後は、雨と気温変化に悩まされる毎日です。
クローバー高崎のスタッフも訪問からステーションに戻ると、暑い日はアイス飲料をゴクゴクと喉に流し込んで涼をとり、肌寒い日にはホット飲料を飲んで調子を整え、次の訪問に備えております。

『飲みたいときに飲みたいものを』

飲み物や食べ物を口から胃まで運ぶ「飲み込み」のことを「嚥下(えんげ)」と言いますが、高齢や病気の為に、この「飲み込み=嚥下」がうまくできない方がいます。老化や病気の為に、飲み込む力が弱くなったり、誤って水分や食べ物が気管に入ったり、むせたりします。中には、気管に水分などが入っても気付かずに、肺炎になってしまうこともあります。こうした誤嚥を防止するために、嚥下訓練や口腔ケアを行ったり、食事形態を工夫したりすることが必要です。

すでに多数のメディアで紹介されていますが、『飲み込む力が低下した人も好みの飲料が楽しめる』ようにと、昨年、嚥下障害対応食品などを手掛ける会社とカップ式飲料自動販売機を手掛ける会社が、“とろみボタン”付きカップ式自動販売機を共同開発したと発表、病院などへの設置を開始したそうです。(飲料に“とろみ”を付けることで、飲み物が口の中でまとまりやすくなり、ゆっくりと喉へ流れ、誤嚥防止になります。)

両社は2021年には二万台の設置を目指しているそうです。近い将来、実際に“とろみボタン”がついた便利な自動販売機を目にすることが出来るかもしれないと思うとワクワクしてきますね。“とろみ”を必要とする人が、コーヒーや緑茶など、好きな飲料を少しでも手軽に楽しめるようになり、一緒にお茶の時間が楽しめたらうれしい限りです。