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ステーション日誌

2024年08月08日

”こどもの泣き”を理解する

厳しい暑さが続いていますが、みなさんお元気でしょうか?

訪問看護クローバー高崎では、子どもたちに接する機会が多くあります。

かわいくて愛おしい存在ですが、まさに子育て真っ只中の方には可愛いだけではなく、きっと大変な場面が多々あると思います。

赤ちゃんを育てている方にワンポイントアドバイスとしてお伝えします!

それは「子どもの泣きの特徴を理解すること」です。

その一部ですが、生後2週間から5か月までの赤ちゃんには、何をやっても泣きやまない泣きが見られます。

「私がうまく育児ができないから」など自分を責めがちです。

中には、「私が嫌いだから」と泣いてしまわれる母親もいます。

しかし、決して親のせいではありません。

ましてや嫌いなんてことは絶対にありません。

何をやっても泣き止んでくれない泣きは、「パープルクライング」と呼ばれることがあります。

赤ちゃんの泣きの特徴を表した英語の頭文字(PURPLE/パープル)をとったものです。

【P】Peak of Crying 生後2週間ごろにあらわれ、2か月ごろピークを迎え、そのあとは徐々に和らいできます。

【U】 Unexpected 泣いている理由を予想はできません。

【R】 Resists soothing さらに、なだめることもできません。

【P】 Pain-like face たとえ痛くなくても痛そうな表情で泣きます。

【L】 Long lasting 長く続くといわれ、トータルで1日5時間泣くことも。

【E】 Evening とくに午後から夕方にかけてよく泣くといわれています。

原因の特定にはまだ至っていませんが、脳の著しい成長がみられる動物には起こるようです。

お猿さんもチンパンジーにもみられると言われています。

思い詰めてしまうお母さんたちに、ほっと一息つけるようなアドバイスができるといいなと思っています。