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ステーション日誌

2018年04月25日

野菜王国「群馬県」

訪問看護リハビリステーションクローバー高崎です。

 

皆さんは1日に野菜を何グラム食べていますか?

意識して野菜を食べるようにしていても、どのくらいの量を食べているかはあまり気にしていらっしゃらないかと思います。

野菜は1日350g以上を摂取するのが好ましいとされており、群馬県民は1人1日約274gだそうです。

 

群馬県は、日照時間が長くて豊かな水源もあり、また標高差が大きいので多品目の野菜がたくさんとれることから、野菜王国と言われています。「地産地消」に盛んに取り組み、直売所に行くと、旬な野菜を知り季節を感じることができます。

 

野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、脂肪分が少なく肥満予防にもなり、腸内環境が良くなることで、美肌効果もあります。

「フィトケミカル」という植物特有の成分が、野菜や果物の色や苦み、辛みや渋みなどに多く含まれ、抗酸化作用があります。抗酸化作用は、紫外線が強くなるこれからのお肌のシミを防いだり、がんの予防に繋がります。

 

そこで、いくつかの群馬の野菜とその活用法を紹介したいと思います。

 

〇ネギ

  ネギの白い部分はビタミンC、ビタミンB₂、カリウムが豊富です。

  緑の部分はベータカロテンやビタミンK、カルシウムがあり、骨や歯を作ります。

  香り成分のアリシンは、病後回復効果のあるビタミンB₁の吸収を助けます。

  甘みの出る焼きネギがおすすめです。

〇キュウリ

  キュウリにはむくみ防止や高血圧の抑制に効果のあるカリウムや血液循環を良くするピラジンという成分が含まれています。

  塩もみをするとカサが減り、たくさん食べられます。

〇ホウレンソウ

  結石の原因にもなるシュウ酸があるため、さっと塩ゆでをします。

  ゆですぎると栄養素(ベータカロテンやビタミンC)が流れ出てしまうので、ほどよくゆでます。

  卵には抗酸化作用のあるメチオニンという必須アミノ酸やビタミン類が豊富に含まれるので、

  卵料理(オムレツなど)にして食べるのがおすすめです。

〇トマト

  生で食べるとビタミンCが多く摂取できます。

  油と一緒に食べると赤い色素のリコピンとベータカロテンの吸収率が3~4倍に上がります。

  パスタやオリーブオイルで煮込む料理がおすすめです。

〇ナス

  皮に含まれるナスニンはガン予防や動脈硬化、高血圧を予防する効果が期待できます。

  皮ごと食べるのがおすすめです。

〇イチゴ

  強い抗酸化作用が期待できるアントシアニン、美肌・免疫力アップに欠かせないビタミンC、食物繊維、葉酸が多く含まれています。

 

他にも群馬にはいろんな野菜がありますが、食べ方次第で栄養をより効果的に摂取できますので、地元の野菜でおいしく元気に過ごしましょう。