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ステーション日誌

2018年09月19日

目の疲れ

訪問看護リハビリステーションクローバー高崎です。

 

スマートフォン、パソコン、タブレット…現代の生活には欠かせない必需品となりましたが、目の疲れを毎日感じている方が多くいらっしゃると思います。

普段、意識していなくても、見る距離に応じて、目は力を使ってピントを調節しています。目にはレンズの役割を果たす水晶体があり、この水晶体の厚みを変化させて、ピント調節の役割を持つ毛様体筋の緊張が、目の疲れとなります。遠くを見ているときは、毛様体筋がリラックスしていて水晶体は薄くなり、近くを見ているときは緊張して厚くなります。この緊張状態が続くことが目の疲れの原因になります。現代は近くを見ることが多く、目は長い時間、緊張状態にあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そこで、目の疲れを取り、目の疲れを予防する習慣をご紹介したいと思います。

 

〇目が疲れた時

・1日3回、顔の前で人差し指を立てて、指を上下左右、右・左回しに動かしながら、その指を目で追いましょう。目の筋肉がほぐれます。 

・疲れ目用の目薬をさし、5分ほど目を閉じて目を休めます。

・就寝前に目を温めることも有効です。血流に乗って酸素や栄養が運ばれてくるので、目の疲れを和らげます。

 

〇目の疲れの予防

・時々遠く(2~3m先)を見るようにして、毛様体筋をゆるめましょう。毎日10回ほどを目安に、近くの景色と交互に繰り返し見ましょう。

・近視の方は、手元に近い作業をするときはメガネをはずしたり、度数の少し弱いメガネを着用するなど、毛様体筋に負担をかけないように心がけましょう。

・抗酸化作用のある食べ物は、体内の活性酸素を取り除いて疲れにくくしてくれます。鮭やイクラ、赤ピーマン、キャベツ、アーモンドなどが効果的です。

 

脳が直接支配する12の神経のうち、6つの神経が目の働きに使われており、目は脳の出張所とも言われているそうです。そのため、目の疲れをそのままにしておくと、やがて身体にまで影響し肩こりや冷え症などの不調にもつながっていきます。

生活習慣をふり返り、目の健康について考えてみてはいかがでしょうか。