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ステーション日誌

2022年06月24日

旅日記

皆さんこんにちは。

クローバー高崎の看護師の野口です。

皆さんにも、旅先のお気に入りの場所や、思い出の場所がたくさんあると思います。

今日は、わたしのお気に入りの場所をご紹介します。

そこは福岡県にある『太宰府天満宮』です。

皆さんは、行かれた事はありますか?

私は福岡県の出身なので、小さい頃から太宰府天満宮にはよく行っていました。

子どもの頃は込み合った神社くらいのイメージしかありませんでしたが、歳を重ねるにつれ、歴史や背景などを想い、更に好きな場所になっています。

そんな太宰府天満宮は学問の神様、菅原道真公が祀られています。

道真は平安時代中期に活躍した廷臣です。政治家として実績を重ね、時の天皇・宇多天皇に厚く信頼されました。また、幼いころから学問や和歌、漢詩においても優れた才能を発揮しています。

そんな道真は左遷で太宰府へ行くことになりました。

道真は大切にしていた梅の木の前でこんな歌を詠んでいます。

【東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ】

どんな意味かというと

「春になって東風が吹いたならば、香りだけでも私のもとへ届けておくれ、梅の花よ。主人がいないからといって、春を忘れたらいけないよ」

これからは直接見る事ができない梅の木を想って、悲しい気持ちで詠んだものだと言われています。

太宰府天満宮には【飛梅】という梅の木があります。その飛梅には、福岡の太宰府天満宮周囲のどこよりも早く春に梅の花を咲かせます。

京から主人の想い、梅の花が飛んできているのでしょうね。なんともロマンチックですね。

そして知る人ぞ知る「隠れ梅」がありますので、探してみるのも良いかもしれません。