ステーション日誌
プラスチックごみ
こんにちは、訪問看護リハビリステーションクローバー高崎です。
今回は最近テレビでみたプラスチック問題です。プラスチックは、軽くて強く、さびたり腐ったりせず、色や形も自由に加工ができるすぐれた材質であるため、さまざまなところで利用されており、プラスチックのない暮らしは考えられないほどです。しかし、沢山使われるようになると、使用後にごみとして捨てられる量も多くなり、問題となっています。
プラスチックごみの問題点は
(1)プラスチックは発熱量が高いため燃えると高温になり、ごみ発電などには役立っていますが、清掃工場の焼却炉を傷める場合もあり、問題となっています。
(2)ごみ焼却場では人体への有害物質であるダイオキシンの発生が問題となっていますが、その原因の一つの可能性としてプラスチックを燃やすことが指摘されています。中でも塩化ビニール製品がダイオキシン発生源であるとする考え方もあります。
しかし、プラスチックは高温になるため小型の焼却炉では不完全燃焼になりやすいことや、古い焼却炉では必要な排気ガス装置がついてない所もあること、などがダイオキシン発生原因としてわかっており、そのための焼却施設の建て替えや改造が進められています。
(3)プラスチックは腐らないため山や海、川などに落ちたり捨てられたりして散乱ごみとなると、いつまでも消えずに残り大変見苦しいものです。また、海や川に棲む魚や鳥などの生物にも影響を与えます。クラゲを餌にしている魚が海中に漂っているビニール袋を誤って食べてしまったり、捨てられた釣り糸に足がからまって死んでいた鳥などが、見つかっています。
人間の不始末によるごみで、他の生物が犠牲になっているのです。
プラスチックのゴミは、次のことに注意しましょう。
・お店では不必要な包装やポリ袋は断ること、使い捨て容器は使わないことを心がけ、プラスチックごみを減らしましょう。
・PETボトル、発泡スチロール・トレイなどリサイクルできるものは、捨てないでリサイクルしましょう。
・ごみとして捨てるときは、市町村のルールに従って「燃やせるごみ」または「燃やせないごみ」として正しく分別しましょう。
・海や山に行ったときも、ごみ箱に正しく分別して捨てましょう。
今回は訪問看護と関係ない話題になってしまいましたが、少し気になることだったので、お伝えしました。